防災倉庫の中身拝見!

防災ワークショップ第4回

重く、組み立ても大変そうな簡易トイレ。
重く、組み立ても大変そうな簡易トイレ。
地震などの災害時の避難所として指定されている小学校の防災倉庫は日頃どのように管理されているのでしょうか。20万人の死者を出したといわれるハイチの大地震からちょうど1ヶ月になる今日、防災ワークショップの仕上げとして上柚木小学校の防災倉庫を見学させていただきました。

空き教室を利用した防災倉庫は校舎の4階にあり、簡易トイレやストーブなど重いものを運び出すのは大変そうです。組み立て式の簡易トイレは車椅子対応型を含めて3基ありましたが、数が足りるのか、パーツが沢山あって容易に組み立てられそうにない上に、どこにどう設置するのか決めているのだろうかと疑問を持ちました。

また、ポリタンクは20ℓのものが50個あるのですが、水が止まったらどこから調達するのか、プールの水の濾過機の使い方は誰がわかるのか、発電機がないが各避難所ごとに必ず必要なのではないか、基本的に倉庫は1階に置くべきではないかなど疑問や意見が次々に出てきました。

体育館を避難所にする際には市の職員が指揮を取るということですが、避難所の運営に関しては、市民参加で各避難所ごとの運営マニュアルをつくり、地域住民も含めていつでも対応できるような体制をつくることが必要だと感じました。