遺伝子組み換え作物、拡大の危機!

農水省は生物多様性への影響はないと判断

特にナタネは近縁作物との交配による遺伝子汚染が心配です。アブラナ科の植物の種類は多く、これらは交雑しやすいという性質を持っています。組み込まれた遺伝子が、いつの間にか他のアブラナ科植物に入り込んでしまいかねないのです。
特にナタネは近縁作物との交配による遺伝子汚染が心配です。アブラナ科の植物の種類は多く、これらは交雑しやすいという性質を持っています。組み込まれた遺伝子が、いつの間にか他のアブラナ科植物に入り込んでしまいかねないのです。
農林水産省は、日本モンサント社などからの申請を受け、遺伝子組換え農作物の隔離ほ場での栽培や、食用又は飼料用のための使用等に関する承認申請(セイヨウナタネ1件、トウモロコシ2件及びワタ1件)を受け、生物多様性影響評価を行い、学識経験者の意見などを受けて生物多様性影響が生ずるおそれはないと判断しました。

遺伝子組み換えは長期的に見た環境への影響が不明であることが問題であると同時に、特許をもつ開発企業に種を依存することになり、安全性や環境への配慮は後回しになって、食がグローバル経済の利益優先のしくみの中に取り込まれてしまう可能性があるなど大きな問題点があります。

しかも、震災や原発事故の放射能汚染の問題で世の中が混乱している今、タイミングを計ったように申請が出されたことに対し、なぜこんな時に!?と怒りがこみ上げてきます。

農水省は5月23日(月)から年6月21日(火)までの間、パブリックコメントを実施してます。意見をあげていきましょう!!

農水省HP