市民感覚からは遠かった 八王子市議会

政策ゼミ参加者の議会傍聴記

6月12日に政策ゼミの目的である八王子市議会での川村さんの
一般質問の傍聴に行ってきました。

事前に質問の内容をある程度まで農林課に説明しており、「農業・食料基本条例」の制定は認めそうもないなど、どんな回答があるのか予想できていたので、驚くようなことはなかったのですが、議会という場にも拘わらず、議論になっていないのが非常に残念でした。

質問に対して、ピント外れの答えをしたり、他の人が検討することにしたりして、なんとか言質を取られないようにしているとしか私には思えません。

基本的に、まとめて質問して、まとめて回答するという形式なので、質問した内容とはピントの外れた回答があっても、注意深く聞いていないとなかなかわからないというのが実態だと思います。答弁者である部長は、農林課の課長の作った回答をほとんど棒読みにしており、責任者としての思いが伝わってこなかったことも残念でした。

全体の質問時間は40分という制約があり、結果をみるともう少し絞り込まないといけなかったようです。また、議会では仕方がないのかもしれませんが、企業ではパソコンを使ってスライドをスクリーンに投影しながら説明するのが一般的なので、もどかしくもありました。

内容の議論もさることながら、会議の方法についてもどのようにしたらよいか、課題は大きいと感じた一日でした。