新型コロナウィルス感染症から市民の生命・財産・生活を守る予算を措置
〜新型コロナウィルスの感染拡大を阻止する医療現場を守る・経済活動を支える市内中小企業を守る〜
①新型コロナウィルス感染症対策地域医療体制整備 10億円
指定(協力)医療機関における感染症病床がひっ迫しているため、以下を確保する。
・軽症者等受入用宿泊施設借上げ(1施設)
・新型コロナウィルス外来設置 3施設 受入れ数 各10人/日程度
・新型コロナウィルス病床確保 100床程度
・医療関係従事者への支援(宿泊費等支援)3ケ月 延べ20000人
②中小企業等の活性化支援 825万円
急激な売上の減少や雇用の維持など、小規模事業者への経営相談体制を強化する。
相談:八王子商工会議所 平日・土曜日 9:00~17:30 経営指導員 9→11人
※この他、市窓口の事業資金助成事務に係る職員を増員して体制強化(既成予算内で)
③新型コロナウィルス感染症緊急対応中小企業者支援 500万円
経営面の影響をうけている中小企業を対象に、専門家による個別相談体制を強化する。
個別相談の対応:社会保険労務士、税理士、弁護士等
④防災倉庫整備 1975万円
医療機関等において、マスク等の調達が困難となっているため、防災倉庫備蓄から医療機関・福祉施設等へ配布を行っており、減少した備蓄マスクを補充する。
マスク購入 40万枚(6月末まで所要見込み)
★今後、国と東京都の補正予算成立後、直ちに5月補正予算を編成し、対応する予定。
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上記の通り、4月補正については、緊急性があることから、議会を通さず専決処分とすることとなりましたが、補正予算案が示されてから、各会派ごとに説明がなされ、文書による質問→回答という経過がありました。
生活者ネットワークからの質問等一部をお示しします。
Q:PCR検査について。八王子市では検査の必要がある人をすべて検査につなげられているのか?
今後は、検査の需要と供給のバランスがとれ、滞りなく検査結果を出せるという認識で良いか?PCR検査について、現状と今後の見通しは?
A:現在、肺炎所見があるなど、かかりつけ医などの一次医療機関にて、医師がPCR検査が必要と判断した場合、コロナ外来及び保健所にて検査を行っており、今後も同様に実施する予定。
新たな検査施設の増設により、今後は検査件数が確実に増加するものと考える。検査能力については、現在、市内の民間検査機関には余力があり、今後も対応できる見通しと聞いている。
Q:保育士、学童職員、介護施設職員など、自身が感染した際に社会的影響が高い業務に従事する方々については、初期症状の段階であってもできる限り早期に検査を受けられるような対応が必要と考えるが、市の見解は?
A:医療従事者等、ハイリスク者に接する機会のある業務に従事する方が濃厚接触者となった場合には、必要に応じて無症状でも検査を実施することがある。
Q:新型コロナウィルス外来のPCR検査は保険適用か?診察料、検査料、宿泊療養施設宿泊料の自己負担はあるか?
A:診察料は保険適用で自己負担が発生する。検査料、陽性反応後の医療費、宿泊料の自己負担はなし。
Q:受付窓口である保健所の体制の状況は?人員不足発生状況や応援体制は?
A:医療保険部において設置した体制整備チームを、健康部兼任とし、感染症対策支援体制を充実する。4/27より)また、東京都や保健福祉センターなどの保健師による応援体制をはじめ、事務職員を含め、全庁体制により対応をしており、現時点で人員が不足している状況にはない。