政治カフェやってます!
八王子・生活者ネットワークでは、テーマに沿って決めた1冊の参考本を、会員の島袋義弘さん(山梨大学名誉教授)に解説していただきながら、それぞれの思いを交換しあう会を、2~3か月に1回開催しています。
特にこの新型コロナ感染拡大時には、さまざまに行き交う情報をどう考えたらいいのか、1人でニュースを見聞きしながら、もどかしい気持ちでいた方も多いと思います。対面で自由に話をすることが、こんなにも待ち遠しく、大事なことなのだと思いながら、開催できる日を待っていました。
1月15日(金)には、村上陽一郎編「コロナ後の世界を生きる」(岩波新書)を参考本にして開催しました。密にならないよう広い北野市民センターの会議室で、コロナに関する膨大な情報の渦の中で考えていたことを出しあっての2時間でした。
4月2日(金)には、南博・稲葉雅紀著 岩波新書「SDGs」、斎藤公平著 集英社新書「人新生の資本論」を参考本にして開催しました。世界は新型コロナ感染拡大・人権・貧困の問題・地球の危機と、地球に生きる人間として、どう生きていけばいいのか、どのような社会を作っていくべきなのか問われる課題ばかり。日本でも大きく取り上げられている「SDGs」身近な自治体、市民の取り組みが紹介されていました。
一方、地球規模の課題は「経済成長を第一義とする資本主義の考え方を変えないと解決しない」という主張もあり、今回は平行して「人新生の資本論」斎藤幸平氏の著作も学びました。「自由・平等・公正な脱成長のために、労働のあり方を変える」「水・電力・住居・医療・教育を公共財として、自分達で民主的に管理する」という主張です。「協同組合が社会全体を変えていく一つの基盤になるだろう」「3.5%の人々が本気で立ち上がると社会が変わる」という論には希望が感じられました。
これまで2015年から取り上げたテーマは、「沖縄」「経済」「格差」「女性」「外国人依存」「天皇制」「社会保障」「農業」「憲法」「近代史」「メディア」などなど。
次回は、6月29日(火)14時~16時 北野市民センター会議室1(予定) 参考本「歴史認識とはなにか」 大沼保昭著 聞き手 江川紹子 中公新書 です。
どなたでもご参加いただけます。 ぜひ、次回の政治カフェにいらしてください。
気軽に、お話ししましょう。