まだまだ増える?八王子駅南口再開発に使う税金!

まさにイリュージョン!12月議会・補正予算でさらに増額

 八王子駅南口再開発事業は、商業・業務・住宅・公共公益施設で構成される複合ビルの建設と併せて、駅前広場の拡張整備やと八王子駅南北自由通路と再開発ビルを空中でつなぐペデストリアンデッキなどの公共施設整備を行なう事業です。

 地上41階・地下2階、高さ158メートルの「八王子駅南口再開発ビル」は、1階〜3階が商業施設、4階に中央地域総合事務所(仮称)、4階〜10階が新市民会館、5階〜7階業務施設、9階〜41階が390戸の住宅、地下1階〜2階が駐車場というもの。

 市の負担は当初108億円とされていましたが、補正予算で増額され、当初より5億6000万円の増になりました。次々繰り出される補正予算は、まさにこのパーティシーズンにふさわしいイリュージョン!重要な政策決定には市の経営会議の決定を経るのが通常ですが、今回の増額に関しては再開発組合と市の担当者(市長)だけで決めてしまったとのこと。JRの利用者が使う駐輪場の費用も市が持つなんて、と腹立たしいのですが、加えて社会情勢が混沌としているので大幅な見直しがあるかもしれない(さらに増額する可能性がある)とのこと。

 底の見えない世界的な金融不安で、上場企業が倒産するなど、市の税収も激減する可能性があります。企業は非正規雇用のリストラをすすめ、正規雇用の人も賃金カットの憂き目にあっているというこんな時に、とても賛成できない補正予算案です!