実際に現地に行ってみるとよくわかりますが、予定地は住宅街に隣接しており、小中学校、保育園もそばにあります。しかし、説明会当日の事業者側の安全管理体制に対する回答は、住民の不安を払拭するものではなく、保育園児や近隣の住民が散策に使う赤道についても把握していませんでした。駐車場も「今探している」段階だそうです。質問によっては固まってしまい、時間が過ぎるのを待っているようで、誠意ある対応をされているように見受けられませんでした。
最終的には「理解を得るまで工事はしない」という事業者の発言があり、今回答えられなかった部分については近日中に次回の説明会を開き説明されることになりました。
住民も身近な里山の自然を享受するだけでなく、地主が山を管理しきれなくなった時、どうやって環境を守っていくのかという問題を提起されているのではないかと思います。そのために何が出来るのか、地域の力を生かし、貴重な自然を行政と協働しながら守っていく方法を見出すことが出来れば、と思いました。