都議会議員選挙 結果報告

まるで小泉旋風、郵政選挙を彷彿とさせるような都議会議員選挙でした。麻生政権への不信感が高まる中、なかなか解散しようとしない自民党への怒りがそのまま都議会議員選挙という地方選挙にぶつけられ、その結果、地域政党である生活者ネットの存在感が薄くなってしまいました。南多摩(多摩・稲城)の原田恭子さんが議席を失い、新人の杉並区の坪井眞理さんと練馬区の中井八千代さんが善戦しましたが議席に届きませんでした。市民と共に地域課題の解決に地道に取り組んできた生活者ネットとして、たいへん残念な結果になりました。

しかしながら、北多摩第2区(国分寺・国立)の山内玲子さん、世田谷区の西崎光子さん、昭島市選挙区の星裕子さん(元生活者ネット市議・推薦共同候補)の3議席を獲得することができました!
身近な生活の中の声を届ける貴重な議席として使いこなしていきたいと思います。

選挙活動中には、高齢の方から介護や医療の充実に対する切実な声があり、また、介護職についている若い方からは「このままでは結婚も子どもを持つことも考えられない」との声をいただきました。東京都の一般会計だけで6兆円というお金の使い方を大きく転換していく必要があります。

自公勢力と民主その他の勢力が拮抗する中、都議会のチェック機能が十分発揮されることに期待したいと思いますが、新銀行東京、都立小児病院、築地市場の移転問題などの課題に対して、第1党となった民主党が石原都知事の提案に対してどう対応をするのか、あるいは議員提案を行なっていくのか、今後の各議員の活動を都民がしっかりチェックしていくことが大切です。