震災への緊急対応に関する申し入れ

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は未曽有の被害をもたらし、亡くなられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。市内でも計画停電の実施による影響が大きく広がっており、特に小さな子お子さんや医療の必要な方のいるご家族、一人暮らしのお年寄りなどは特に不安な生活を送られていると思います。食品や生活必需品の買占めの状況をみると本当に必要としている人に物がいきわたっているのかとても心配です。こんな時だから、お互いに譲り合い助け合あっていかなくてはならないのではないでしょうか。

また、生活者ネットワークは以前から原発に頼らない自然エネルギーへの転換を訴えてきました。今回の地震による事故によって「原発はCO2を出さないクリーンで安全なエネルギー」として、建設を推進してきた政府の方針が誤りであったということが明らかになりました。今後もこの政策を強く打ち出していきたいと思います。

生活者ネットワーク・みらいと八王子・生活者ネットワークは、東京都知事と八王子市長に向けて「東北地方太平洋沖地震による震災への緊急対応に関する申し入れ」を提出します。
内容は以下の通りです。

①大気中の放射能測定を行い、測定結果を速やかに公表すること。特に子どもたちへの適切な対応を適時判断すること。

②計画停電は不安や大きな混乱が生じないよう、正確な情報を関係機関に要請するとともに、障がい者・高齢者・外国人などに的確な情報提供を図ること。

③帰宅困難者対策等の対策を点検し、地域防災計画の必要な見直しや新たに計画停電対策等を講じること。

④市内においては不確かな情報によって不要不急な買占めをしないよう、呼びかけるとともに、生活必需品の安定供給を行うよう、事業者の協力を要請すること。