10月6日 政治カフェ開催しました
昨年、辺野古基地への移転に揺れる沖縄の問題について、「どうなっているのか、何が起きようとしているのか?ネット会員で沖縄出身の島袋さんを囲んで、疑問や気持ちを語り合おう」と始まった「政治カフェ」。
毎回、島袋さんに参考図書レポートの解説をいただき、参加者の多くの意見交換から、「戦争と平和、憲法、歴史、政治、世界の状況etc.」と視野と課題が広がっています。
究極の暴力である戦争ではなく、話し合いと相互理解、尊重の上にもたらされる社会を願って、家庭や地域など、さまざまなコミュニティで「市井の人」である私たちが、そこでの立ち位置を確かなものしようとしている10~15名の集まりです。
初めて参加の人も、皆勤賞の人も、社会の現状に危機感を持ち、もやもやした気持を「カフェ」で自由に吐き出しているようです。
10月6日は「21世紀の戦争と平和」 孫崎 亨著 徳間書店 が参考図書でした。
●冷戦終結後にとった米国の軍事力維持という世界戦略のもとに、イラン、イラク、北朝鮮が脅威であるかのような環境を作り、日本は集団的自衛権という米国の軍事目的のために差し出されるシステムを作った。
●すでに植民地支配にメリットのない時代での国際秩序は、ヨーロッパの知恵に学び、「東アジア共同体」のような相互依存関係の構築をめざそう。
●ミサイル防御など軍事力に無力な日本は、中国には尖閣諸島問題の棚上げ合意にもどすこと。北朝鮮には、武力によって相手国、指導者を排除しない姿勢を理解させること。
最大の抑止力は友人であること。
言論弾圧やマスコミの自主規制による偏った報道も気になります。
宗教団体と政治との関係も整理したいことから、次回は
参考図書:「日本会議の正体」 青木 理著 平凡社新書
1月19日(木) 13:30~ めじろ台駅前喫茶アン
○これまでの参考図書
①沖縄の米軍基地 高橋哲哉著 集英社新書
②日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか 矢部宏治著 集英社インターナショナル
③本当の戦争の話をしよう 伊勢崎賢治著 朝日出版社
④それでも日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子著 徳間書店
⓹「21世紀の戦争と平和」 孫崎 亨著 徳間書店 (鈴木 生代)