【能登を想う all day long】 2/23(金祝) 能登半島地震チャリティ上映会の報告

「ひとにぎりの塩」「一献の系譜」

参加者 61名 上映会参加費 129500円 その他支援金カンパ 13200円

計 142700から、会場費 17000円を除く、125700円を、

「公益財団法人ほくりくみらい基金 令和6年能登半島地震災害支援基金」に振り込みましたことを、ご報告いたします。

冷たい雨の一日でしたが、多くの方にご来場頂き、ありがとうございました。

上映が終わると、「あぁ日本酒が飲みたくなった」「今日は能登の酒を探して買って帰ろう」「米糀の香りがしてくるようだ」

「子どもの時の田舎のくらしを思い出した」等々、しあわせそうなお顔で出てくるみなさんのお顔がうれしかったです。

田畑を守り、微生物の力を借りながら、酒を醸す杜氏の仕事。

風土を生かした塩づくり、政府の政策に翻弄されつつ奇跡のように生き残った伝統。

自然の恵みと厳しさと共存しながらの能登のくらしを知ることができる2本の映画でした。

激しい大地の息吹によって、人々のくらしがダメージを受けてしまいましたが、これからも自然と共にいきていく能登のみなさんへ、

エールを送りたいと思います。

<ひとにぎりの塩>(2011年製作/85分)
石川県能登半島の最北端・珠洲(すず)で日本最古の「揚げ浜式」と呼ばれる塩づくりに勤しむ職人たちの姿を追ったドキュメンタリー。海水を汲み上げて砂にまき、天日と風で乾燥させて釜で煮詰める原始的な揚げ浜式の塩づくりを続ける職人たちの塩にかける思いや、雄大な日本海と美しい里山に囲まれた人々の営みを季節の移ろいとともに追いかけ、ものづくりの意味や大切さを見つめ直していく。

<一献の系譜>(2015年製作/103分)
石川県能登半島で古来より日本酒を造り続けてきた技能集団「能登杜氏」にスポットを当てたドキュメンタリー。現在の吟醸酒の礎を築いた「能登杜氏四天王」と呼ばれる4人の有名杜氏をはじめ、彼ら全員を師とあおぐ現役トップの坂口幸夫杜氏と家修杜氏、その下に続く若手杜氏たちを取材。家族と離れ、蔵全体の運命を左右するほどの重大な責任を背負わされながらも、理想の一献を目指して目に見えない菌と闘い続ける杜氏たちの姿を映し出していく。監督は「ひとにぎりの塩」で同じく能登半島で塩づくりに励む人々をとらえた石井かほり。篠原ともえがナレーションを務めた。