高齢になっても、食べる楽しみを持ち続けたい

2006年10月9日 20時06分 | カテゴリー: トピックス, 福祉

ソフト食講習会は大成功

年をとって物がうまく噛んだり飲み込めなくなっても、ちょっとした工夫で人間らしい食事ができます。
これまでは「きざみ食」、「ミキサー食」というのが一般的な介護食とされていました。ところが時間をかけて刻まれていた従来の介護食は、むせやすく、誤嚥を引き起こす危険があることがわかったのです。またそうした介護食は見た目も悪く、お年寄りの食欲をそそらないものでした。ソフト食とはミキサー食の前の段階の食形態で、やわらかいけれど、しっかり食べ物の形がある、見た目もきちんとおいしそうである高齢者にやさしい食事です。講習会には高齢者の介護に役立てたいというばかりでなく、赤ちゃんの離乳食に応用したいと参加してくださった若いお母さんもいました。
食材の選び方、下ごしらえの工夫とともに片栗粉や葛、山芋、卵白、とろろ昆布などをうまくつなぎに使い、つるりとのどを通っていくようにする工夫がポイントです。
海苔巻きの海苔はそのままではのどにつかえたり口に張り付いたりしてしまいますが、今回はきざみ海苔を使い、玉子焼きの上に敷きつめてその上にゼラチンを入れて食べやすく炊いた酢飯、具、と載せていきます。みんなですべての料理を少しずつ試食してみましたが、それほど違和感なくおいしくいただくことができました。
生きることは食べることです。ほんのちょっとした工夫でいつまでも食べることの楽しみを持ち続けることができることがわかり、とても得をした気分になりました。