原発都民投票条例の直接請求、都議会で否決される!

6月20日の都議会本会議で「原発」都民投票の条例案(原案)は否決されました。
【採決結果】
賛成:生活者ネット・未来 3 民主党 30 共産党 8 合計41
反対:自民党 37 公明党 23 民主党 19 無所属 3 合計82

条例案の中では、可決される可能性のあった民主党とネットの共同提案の修正案は、総務委員会で否決された(可否同数で委員長採決で否決)ことで、本会議に出されず賛否を問うことができませんでした。

委員会で否決された修正案を本会議にかけるには、再提出が必要なのですが総務委員会の決定を覆す可能性がないとして再提出をしなかったようです。上記結果だけをみると賛成少数のように見えますが、都民投票で決めたいという都民の意思を尊重して、条例を制定させたいと民主党が修正案を提案し、賛成の意思を表明したことは大きなことだと思います。

八王子選出の都議会議員の賛否は以下の通りです。
滝沢景一(民主党)反対 相川博(自民党)反対 東村邦浩(公明党)反対 清水秀子(共産党)賛成

都議会の本会議や総務委員会の審議を傍聴してみて、都議会では十分に審議がつくされず、短い審議時間の中で数の力で決まってしまうのだなと改めて思いました。

こんな都議会でいいのでしょうか?

総務委員会では請求代表者の意見陳述を求めたましたが、自公の反対により質疑の時間がつくられず、その後の委員会での質疑は東京都の職員を相手にしか行われないことが問題だと思いました。
条例を提案した当事者として、特に請求代表者の方は議員の質問や意見に対して私だったらこう答えるのにと思ったことが何度もあったと思います。条例の提案当事者と議員の間での議論がつくされてこそ、納得できる結論が導き出せるのだと思います。

私たちは都議会の改革を求めると同時に、今後もあきらめずに脱原発の提案を続けていきます。