都知事へ署名提出

舞台は、いよいよ都議会へ

5/10 都知事に本請求するために、八王子の15,019 人(有効署名数)の想いのこもった署名と一緒に参加しました。都庁舎の入口に昨夜貼られたばかりという「拡声器、のぼり旗などは禁止」の貼り紙を横目で見ながら、署名簿が入ったダンボール箱を運び、全部で323,076人分、160箱をみんなで積み上げます。寒風吹きすさぶ中で、ひたすら署名集めをしたことが思い出されて感慨深いものがありました。
都の担当者から箱に書かれたメッセージが、「ニュース映像にこの文字が映るのはまずい、違反である」とクレームが付き、一時は険悪な押し問答が続く場面も。都知事に直接手渡すことは叶いませんでしたが、請求代表者が「直接請求権は市民の権利であることを充分に理解の上、都民の代表として意見書を添えて議会に付議してください」とメッセージを読み上げて手渡しました。またこの場で、新潟県(刈羽原発)と、静岡県(浜岡原発)でも直接請求運動が始まると紹介がありました。「市民が決める」活動が拡がっています。
この後、中央公園までアピールウォークし、記者会見、公開討論会と続きました。翌日の新聞はもとより、当日のテレビニュースなどでも放映されたので、ご覧になった方も多かったと思います。翌日、宮台真司さん(請求代表者)がラジオ番組で丁寧に取り上げ、「キーワードは『参加と自治』。一般市民が良く学び、直接民主主義で未来を選択していく当事者になることが大切」と熱く語っているのも聞きました。
舞台は、いよいよ都議会へと移ります。議会で可決に持っていくには、条例制定に賛成する議員を増やさなければなりませんが、態度を表明している会派はまだ少ないのが現状です。お知り合いの都議の方がいらしたら、審議される予定の6月定例議会までに、個人的に話してもらうのが最も有効です。私たちも32万筆を超える署名が生かされ、都民投票が実施されるように「成功させる会」と一緒に手を尽くしていきたいと思います。