八王子市 7月の新型コロナウイルス感染拡大についての報告

7/28  市議会協議会が開催され、7月に入って新型コロナウィルス感染者が拡大している現状について報告され、質疑が行われました。

(資料は7/31現在のものになっています)

資料の1.PCR検査実績については、病院内で医師の判断により行われた検査は東京都への報告となり、八王子市保健所では把握ができないものですが、資料の2.感染者状況については、本市の状況がわかります。若い人が多く、その家族世代である40~60代も出てきています。

〈協議会での質疑内容ー抜粋〉

Q「本市のコロナ感染者について、軽症、中症、重症の割合、現状の評価は?」

A「本市の6.7月の感染者は、軽症の割合が多い。特に最近は20、30代が多く、無症状や軽症者が大半を占めている。入院患者でも重症者はいない」

Q「濃厚接触者の範囲について、検査対象やその結果の報告について不安の声がある。(濃厚接触者の家族が出勤や登校の判断に迷う)PCR検査の対象拡大について

A「スクリーニングとしてのPCR検査については、国や都の動向を踏まえ対応すべき。市独自では行わない。」

7/27  東京都の軽症者を受け入れている市内ビジネスホテルの管理運営状況を視察しました。

これまで累計583名を受け入れ、7/26現在78名(内八王子市民は36名)が入所。65才までの方が入れる。軽症者&無症状者のみ。

東京都職員、八王子市職員、ホテルスタッフ、ドクター1名、看護師2名の24H体制。内線電話を使って、医師の問診や急変対応あり。

感染してから1週間位で症状が出る方がいるが、ホテルで療養中に状態が変わった場合(発熱など)は、協力病院へ転院。(ホテルから病院へ移った事例は、これまで20名)

1フロア―がすべて退所後、72H経過してから、業者によって消毒やリネン整備等の作業をするため、約200室あっても、80~100室程度で満床となる。

ホテル内は、レッドゾーン、グリーンゾーンと区分けされており、陽性者と職員等は接触しないようになっている。

宿泊療養中は外出はもちろんできず、食事の受け取り(ついてにゴミ出し)以外は、自室での療養となっている。

市内事業者が協力して、変化のある食事、おやつなどの提供があり、ここで過ごすことになった方々にとっては、とてもうれしい対応なのではないかと感じました。

 

八王子市内で、保育所や学校、大学での陽性者が出ていることにより、濃厚接触者に子どもたちも含まれ、不安に思う声がたくさん出ています。特に、濃厚接触者のご家族にとっては、行動をセーブすべきかどうか、判断に迷う、判断は人によって違うだろうと想像します。特に、人と接する職業についている方は大変悩まれると思います。

WITHコロナ時代、ウイルスと共存しながら安心できる暮らしについてなど、生活者ネットワークでは皆さんのご意見や提案をひとこと提案として集めて話しあい、予算要望や議会で提案していきたいと思います。