また、あちこちで対立候補として女性をたてマスコミも「刺客」「くの一」などどおもしろおかしく報じ、話題づくりをすすめてきましたが、従来小泉政権は男女平等参画施策の積極的な推進姿勢を示してきたわけでもなく、女性が話題づくりの道具として利用されたようで改めて怒りを感じます。
北海道大学教授の山口二郎さんが毎日新聞に書かれている文章によると「英国でも落下傘候補は多いが、候補者はまず党中央が選挙区ごとに候補者リストを作成し、それを基に地域組織が最終決定をする。しかもリスト登載者はきちんと政党に所属し、日ごろから地域で政治活動を行っている人物」とのこと。今回の自民党のように、話題性重視の候補者選びとは全く異なるそうです。
自分にとって望ましいと思うこれからの社会や暮らしのありようを思い描き、冷静に政策を吟味して政党や候補者を選ぶことが議会や政治の質を高めていくことにもなります。そのためには普段から市民が政治を身近なものとして関心を持ったり実際に関わったりしていくことが必要なのではないでしょうか。そう考えると私たちのような地域で活動するローカルパーティの役割は実はとても重要なのではないかと感じています。
八王子・生活者ネットワークでは、ミニフォーラムや11月開講予定の「政策ゼミpart2」をはじめとした活動を地域の中ですすめていきます。今回の結果を見て、政治を人任せにしてはおけないと感じているあなたの参加を待っています。