昨年年越し派遣村の村長として活動した湯浅誠さんは、雇用保険と生活保護の「第2のセイフティーネット」の必要性を訴え、各自治体で雇用と生活支援の相談に乗るワンストップサービスの実施を実現させた。しかし、まだまだ生活困窮者に対する予算も人手も足りない。国は自治体に対して必要な支援を行うべきです。
一方、都議会議員の海外視察が2年ぶりに再開する。ビジネスクラスで一人100万〜200万の費用をかけて民主党、自民党の議員計11人が北欧やアジアに行く。過去3年間に海外渡航歴のない9議員には53,900円の「支度金」(今年度で廃止)まで支払われる。これらの議員にはワーキングプアーの若者や明日の住まいにも困っている人の姿がどう映っているのだろうかと疑問に思わざるを得ない。
誰もが当たり前の権利として持っているはずの基本的人権が保障される社会にするために、今年も生活者ネットワークは市民の力で議会を変え、政治を変える活動を地道に続けていきます。暮らしの中のひとこと提案もどんどんお寄せ下さい。